IPM 総合防除的病害虫管理 丸洗い処理(2013年7月 6日)
こんばんは今西です。
今回は、IPM 総合防除の中でも、ダニなどのハウスダストにおける
アレルゲンの除去について書いてみたいと思います。
IPMの方法は色々ありますが、掃除機がけをするなどの単純な作業が
あります。
一見、これで本当に防除になるのかと思いがちですが、掃除機で
害虫を吸い込み捨てる事は立派な駆除方法の一つになります。
この丸洗いも同じで、洗濯機(大型になりますが)を使用しての寝具などの
丸洗いで花粉や黄砂、花粉などは洗い流され、害虫であるダニなども
同じ様に洗い流されます。
IMGP4500.JPG
寝具の中に潜むダニ。その中でもダニアレルゲンとされる物はダニ自体より
ダニの排泄する糞になります。
ダニは0.2mm~の大きさになります。そのダニが排泄する糞ですから
もっと小さくなります。
ダニのアレルゲンを大量に吸い込むなどした場合、小児喘息や気管支炎など
気管支全般のアレルギーを引き起こす可能性があります。
IMGP4511.JPG
ご家庭サイズの洗濯機でも薄手の布団や毛布などは洗えます。
ダニの糞やハウスダストが洗い流されると、毎晩の様に咳き込んでいたり
咳や鼻水が止まらなかった方も、改善されると思います。
日頃のお手入れとしましては、通気性をよくする事。
毎朝、敷きっぱなしにはせず布団はあげる。
定期的な、掃除機によるバキュームなどで済みます。
バキュームは胸元50cm辺りをよくバキュームする事で
夜の就寝時にアレルゲンなどを吸い込む確立が少なくなります。
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