加熱乾燥処理とチリダニのアレルギー(2014年4月 3日)
こんばんは。
害虫バスターズの今西智洋です。
本日もホテルでの加熱乾燥処理を行ってきました。
加熱乾燥車 布団乾燥車 寝具乾燥車 ふとん乾燥車 
寝具の加熱乾燥処理を行いますと
寝具の湿度は下がります。

寝具の湿度が下がりますと、布団は軽くなり
空気の層が増します。

そうする事で空気の保温断熱効果が上がり
暖かく、通気性の良いお布団に仕上がります。

そして、カビが生き延びるための環境が悪くなり
同じくダニなどの害虫も、餌となるカビが無くなる事や
そもそもダニにとっても生息しにくい環境になります。

高温の加熱乾燥処理を行いますとチリダニの
住めない環境がつくれます。

ダニは、巷に出回っている紫外線では、何の効果も
なく、布団に振動を与える事により、ダニ(チリダニ)の
糞が細かく砕けます。

細かく砕けた糞は人の気管支に入り込み
咳や鼻水、目のかゆみ、結膜炎などになり
酷くなると小児喘息やアトピーまで発症します。

家の中のダニのおよそ90%はこのチリダニになります。
チリダニは生涯で200個程の卵を産みます。

チリダニは卵から成虫になるのに1ヶ月かかり
成虫で2カ月ほど生き延びます。

成虫が生涯する糞の数は400~500個になります。

仮に、チリダニの成虫が100匹いたら
生涯する糞の数は40000~50000と恐ろしい数になります。

1㎡あたり500匹ぐらいのチリダニがいるとされていますので

生涯の卵の数:100000個
生涯の糞の数:200000個~250000個

となります。

その糞の数は布団やカーペットやぬいぐるみと言った
普段何気に使用する寝具や玩具の中にあるのです。

ダニの大きさは0.2~0.3mm
ダニの糞の大きさは0.01~0.03mm

このサイズ程の虫体や糞に振動を与えると
虫体は足が取れるぐらいですが、糞は更に粉々になります。

およそ、0.001~0.003mmほどになります。
(1μm~3μmと言う事になります)

髪の毛で70μm
PM2.5で2.5μm以下

と言う事になりますからダニの糞が砕け散ると
PM2.5と同じくらいの大きさとなります。

もうそうなるといくらバキュームしたとしても
完全には取りきれなく細かく砕け散った糞は
布団やカーペット、ぬいぐるみの中に残る事になります。

チリダニの糞は水溶性です。
水で洗う事で溶けて流れ出します。

その後高温で加熱乾燥処理すれば効果は抜群です。

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