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かゆみ、ぜんそく...もういやっ!
快適な生活はダニにとっても快適です。湿気の国で生活をするにあたって本気で家庭の健康を考える時がきています。思い出して下さい大掃除の畳干しのあとの日だまりの様な暖かさを、夏の大掃除は先祖の知恵ニコミュニケーションでした。心地よい生活を保つためのこの美しい習慣をもう一度見直すべき時がきているのではないでしょうか。ジメジメした夏が大好きなダニは春から夏にかけて急激その数を増やします。アトピーを引き起こす原因の一つともいわれているこの厄介者は無害で安全無害な加熱乾燥で退治してしまいたいです。
*ダニとほこりをなくすお掃除大作戦
 一口にダニといっても家の中にいるダニは30種類以上。中でも多く見られるのがフケ、アカを食べるチリダニ、カビや食品を食べるコナダニ、他のダニを補食するツメダニです。人を刺してかゆみや炎症をおこすツメダニも問題ですが、赤ちゃんのいる部屋でいちばん気になるのはチリダニ。アレルギー性のゼンソクは、チリダニの死骸やふんを吸い込むと発症するといわれています。死骸やふんをしっかりととり除かなければなりません。
 ダニは熱に弱いので畳を日に干すとかなりの数を殺す事ができますが、干す場所や手間、長時間干さなければならないことを考えると一般家庭ではあまり実用的ではありません。畳のダニを全滅させたければ、営業用加熱乾燥機を利用するとよいでしょう。
じゅうたん  じゅうたん(カーペット)は畳と違ってダニの隠れるところがあまりないのに、奥に入り込んだダニはなかなかとれません。でも、特にダニとり効果がうたわれていない普通の掃除機でも、長くかければかけるほどダニやほこりがたくさんとれます。この時じゅうたんの毛を起こす方行でかけると効果的。とりはずしのできる、カーペットならば外に干してたたいてから掃除機をかけると、ダニが表面にでてきて、より吸い取りやすくなります。
布団、毛布  日に干して、取り入れる前に布団たたきで表面をたたきましょう。それだけで、ダニやふんがかなりとり除けます。さらに布団や毛布の表面を掃除機で吸えば表面のダニの数は約半分にへらせます。中綿にいるダニまで徹底的にとりたければ、布団の布をはずして中綿を直接日に干して下さい。10日間位毎日干したあと布団たたきで表面をたたき、洗濯した布で包みなおします。
*アレルギー
アレルギー性疾患は都市居住者病か?
 昭和40年代に入って気管支ぜんそく、アトピー性皮膚炎、アレルギー性鼻炎等のアレルギー性疾患が増加し大きな社会問題になっています。近年都市化地域の居住者を中心として、アレルギー性疾患を持つ幼児童数が急激に増えておりアレルギーの種類や現状、被害は様々なカタチとなって現代生活に影をおとしています。
*アレルギー性疾患はなぜ増えたか
 アレルギー性疾患が注目されだした当初は高度成長時代のまっただなかという事もあり、大気汚染その原因と考えられてきました。しかし、大気がきれいになってきてもアレルギー性疾患は減るどころか急増してきたのです。
 今日ではアレルギー性疾患のほとんどはハウスダストが誘因とされています。とりわけ住宅環境の変化や共働きによる住宅気窓化にともなうダニの増加が元凶とされています。すなわち『快適な住環境の変化』が呼び水となったわけでアレルギー性疾患は現代文化の落とし子といえるだけなく、都市に暮らす現代人の脅威になりつつあります。
*ダニが発生する条件とは
 なぜ、ダニが生息する環境がつくられたのでしょうか。それは『人間にとって住みやすい環境=ダニにとって子孫を増やすのに最もいい環境』だからです。最近の住宅は鉄筋コンクリートが多く、木造建築でも床にはじゅうたんを敷きつめ、窓はアルミサッシ、冷暖房完備が普通になっています。
 例えば新建材使用の住宅の場合、室内温度の平均は20度〜30度、湿度は60〜80%となっており、この数字はそのままダニの理想的な生息環境となります。ダニは高温多湿を好み冬は活動が低下していました。それが気密性の高いマンションや、セントラルヒーティングの発達によって季節に関係なくダニが繁殖する条件が整ってきたのです。
 また、掃除を怠るとエサとなるカビやフケが残り @温度 A湿度 Bエサの3大条件が整いダニ天国となるのです。ダニの発生場所は圧倒的に畳ですがじゅうたん、布団、ぬいぐるみ、クッションなどもダニ地帯。潜り込むのに適した厚みのものは要注意。ダニはあなたを狙っています。
*ダニと暮らす現代人
 ダニは卵から成虫までの全期間を家の中で過ごす家屋内固有種と外部から侵入したり持ち込まれたりした迷入種のダニにわかれます。では、いったい家屋の中にどれくらいダニが潜んでいるのでしょうか。ハウスダスト(家屋内に発生するゴミ)を調べるとヒョウヒダニ、コナダニ、ツメダニ、ニクダニ、ササラダニ、ホコリダニなど約30種類以上を発見する事ができます。
*ダニ発生ー犯人は畳
 家屋の床にいるダニの数(表面と内部を合わせたもの)は @畳 Aじゅうたん B板の順になります。中でも畳は『ダニが潜り込こんで産卵できる場所』という事でダニの格好の住み家になっています。その上ワラの湿り気でダニのエサであるカビあたり50〜1000匹、内部では1,000,000〜10,000,000匹というもの凄い数字が記録されています。
 また新しい畳にもダニが生息している例が多くJIS規格では畳の含水率を15%以下になるように指導しています。まさにはダニの温床であり、ダニの生息数はじゅうたん、布団とは比較になりません。私達現代人はダニとともに暮らしているのです。
*ダニは諸悪の根源か
 ダニは私達の暮らしに、さまざまな被害をもたらしています。ダニによって起こる病気は内科的なものと、皮膚科的なものに二分されます。ダニが媒介する内科的な病気では気管支ぜんそくアレルギー性鼻炎、眼アレルギーなどが代表的なもの。気管支ぜんそくの原因はチリダニ。死骸やふんがアレルゲンと呼ばれるアレルギー誘発物質となり、それを吸入する事で発作が起きます。
 頭痛、発熱、潰瘍を伴う奇病ツツガムシ病はツツガムシが媒介しす。皮膚科的な病気の内主なものは刺咬症と呼ばれるツメダニ、吸血性のマダニ、ヒメダニなどが人を刺します。ヒゼンダニ(ヒトヒゼンダニ)は人の皮膚内に寄生し、しかも感染力が強く、保育園や老人ホーム、病院などで集団発生してよく問題となります。またツツガムシも体液を吸う際に刺咬症を併発します。
 こうした実害の他に皮疹も出ていないしダニも見つからないのにかゆみを訴えるダニノイローゼも増えています。ダニはまさに現代病。ダニの被害が起きたら、原因を徹底的に調べ、早期に対策を講じる事が求めらています。