こんばんは今西です。
表題にあります、秋のダニ駆除。もう秋といえば、梅雨時期から
暑い夏にかけダニの被害があり、もう終息したのでは?
とお思いかと思いますが、実はこれはダニの虫体の事ではなく
梅雨の時期から夏にかけて繁殖したチリダニが、寝具、じゅうたんぬいぐるみ、布製のソファなどにした糞(もちろん虫体や死骸も含む)が
最大に増える時期なんです。
ダニの糞
卵から幼虫になり、約3週間かけて成虫になります。
その成虫は2~3ヶ月は生きます。そして毎日平均して6個の糞をします。
それが最大の3ヶ月生きたとして540個の糞をします。
寝具に潜むチリダニの数は、数万~数十万いると言われます。
1万匹のチリダニが1日でする糞の量は60000個の糞となります。
1万匹のチリダニが1ヶ月でする糞の量は1800000個の糞になります。
もうこれ以上の計算はやめますが、莫大な数の糞がある事になります。
チリダニの糞は普段の生活や振動などで粉々になります。
そして10ミクロン以下の大きさになります。
10ミクロン以下といいますと、気管に入る大きさになります。
この秋、同じく花粉の季節が再来となります。
秋の花粉といえば、イネ科の植物の花粉になります。
国民病とも言える花粉など、様々なアレルゲンが多くありますが
このダニの糞によるアレルギーはアレルギーの活性速度が速く
アレルギー反応が出るまでの期間が短いのが特徴です。
このチリダニの糞こそが様々なアレルギー反応が出る原因です。
チリダニの虫体(生きた物、死骸)より糞なんです。
虫体の大きさは、糞の10ミクロンに対し、体長300×体幅100ミクロンで
しかも体内構成物質である、たんぱく質で結合されているので
粉々にはなりにくいのです。
寝具の繊維に潜むチリダニ
アレルギー疾患のアレルゲン(原因物質)となる糞は小児喘息や
アトピー、鼻炎、結膜炎、頭痛などの原因とされています。
では、その数をどうしたら抑えられるか、増えたチリダニの糞は
どうしたら良いのか?
またの続きにしたいと思います。
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