害虫駆除の最後の砦。タンパク質の変性とは?(2013年2月22日)

こんにちは今西です。

最近、化学熱傷による、たんぱく質の変性の事故がありました。


消費者庁

http://www.caa.go.jp/safety/pdf/130218kouhyou_1.pdf


タンパク質の変性とは、害虫などの体内構成物質である
タンパク質を熱により変性(凝固)させ害虫を死滅させるものです。
トコジラミやダニなどの駆除で加熱乾燥車を用いた駆除をしております。
それと同じ原理で今回、ある商品で事故がありました。

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携帯型の空間除菌剤の使用で皮膚に炎症が起こる事故でした。
商品の中にはジア塩素ナトリウムを含む錠剤が入っておりましたが
その錠剤に水を含ませると強酸性を示し化学熱傷を引き起こします。

化学熱傷とは化学物質による皮膚・粘膜の損傷です。
多くは化学物質そのものによる細胞の障害や、二次的に生じる発熱作用
などによって局所の炎症や組織壊死が引き起こされます。

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使用されている錠剤に水分を含ませて豚肉の上に60分間放置
タンパク質の変性が見受けられました。

これと同じ原理で、わかり易いのが卵です。
卵をゆでるとゆで卵になります。
これは卵のタンパク質が、お湯の熱により変性し凝固した結果です。 

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この様に害虫などは殺虫剤を使わずとも熱によって死滅できます。
人体に安全で安心でき健康な駆除を目指していきます。

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