おはようございます!
自宅に畳はありますか?
突然な質問ですが・・畳って調湿効果のある建材って知ってますか?
湿度が高いと水分を吸って、反対に低いと水分を吐く日本の風土に
マッチした賢い建材なんです。
しかし、そんな畳にも悪い(手間がかかる)所があります。
畳の下の環境は、定期的に掃除や換気(乾燥)しないと
害虫の温床やカビの発生につながります。
昔は畳の天日干しって言うのを大概の家ではしていました。
畳を外に持ち出して、天日に干し環境を整えます。
しかし、現在その様な風習は皆無です。
もちろん、畳床が手間のかからない発砲素材や
害虫の出にくい防虫紙をサンドした畳が出ているからです。
しかし、いくらその様な素材でも発砲素材を挟むように
圧縮した木片チップのボードがあり害虫は発生します。
防虫紙が入った畳でも防虫効果は一年しかなく
その後は・・ただの紙・・なんなら害虫の好む紙に・・
あと・・写真を見て下さい。
床と畳の間にある畳表の素材、イグサです。
こちらは床と畳との間に入れて、畳同士、床の凸凹の
調整に使われています。
これは畳やさんがよく使います。
良かれと思ってしているのですが、この天然素材である
イグサを畳で密閉する事で環境が悪くなります。
害虫駆除で入った場合、これらイグサの段差調整は
すべて取り除いて捨ててしまいます。
例えば、シバンムシが畳のある和室で発生していた場合
畳を乾燥車で乾燥して環境を改善するだけで
薬剤不使用でシバンムシは自然と居なくなります。
ダニ、シミ、チャタテムシ、カツオブシムシ
畳に関して発生する害虫は全て環境のコントロールが
必要で、その環境をコントロールできていなければ
それら害虫は数を増やし、ドカンっと発生します。
その環境を整えるため、昔は畳の天日干しがありました。
せめて畳を少し上げ、空き缶などを挟み、そこに風をあてる
だけで環境のコントロールはできます。
分かりやすく考えると、カビが発生しない環境を作る
行為は、上記害虫の発生を抑制できます!